百人一首 簡単に暗記について
このサイトは百人一首を手軽に暗記するためのサイトです。4択のクイズ形式で繰り返し練習することで効率よく百人一首を覚えることが出来ます。
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百人一首の練習は読み札に対応する下の句を四択の中から選ぶクイズ形式となっています。繰り返し練習して百人一首のスタートに立ちましょう。
アプリ版
よりサクサク使えるアプリ版を用意しています。百人一首の読み上げ形式も対応していますので、自信のついた方におすすめです。
百人一首とは
百人一首とは、100人の歌人の和歌を1人1首づつ選んだ歌集のことで、藤原定家が選んだ小倉百人一首が広く知られています。
現代では詠み札と取り札に別れたかるたとしての知名度が高く、散らし取り、坊主めくりなどといった遊戯や競技かるたのように札取りを競い合うスポーツもあり、幅広く親しまれています。 百首覚えたあとは色々な遊び方を探してみてはいかがでしょうか。
ちはやふる基金の紹介
「ちはやふる基金」設立のご挨拶。
— ちはやふる基金 (@chihayafund) January 14, 2020
競技かるたを題材とした漫画『ちはやふる』作者・末次由紀を発起人とし、「一般社団法人 ちはやふる基金」を設立致しました。https://t.co/UGsvp8QXpv
【公式サイト】https://t.co/OjK7tLVux3#ちはやふる基金
ちはやふる基金は、競技かるたの支援や百人一首の振興を目的として、ちはやふるの作者の末次先生が発起人となり設立された団体です。競技かるた界隈は競技人口の増加で盛り上がりを続ける一方、選手の育成支援や大会運営においてさまざまな負担も増加しているようです。この基金はそういった課題を解消するために設立されています。
このサイトは中の人がちはやふるにはまったことがきっかけで作ったサイトです。微力ながら恩返しの意味も込めて紹介させていただきます。
百人一首の用語について
決まり字
歌を上の句の最初から読んでいき、その文字が読まれたら、その歌が、どの一首なのかが決まるところの文字をいいます。
例えば「村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ」という歌がありますが、百首のなかで「む」で始まる歌はこの歌しかないので、この歌の決まり字は一字決まりとなります。上の句
歌は五七五七七の五つの句で構成されており、その前半の五七五の部分のこと。かるた遊びをする際は詠み札となります。
下の句
歌は五七五七七の五つの句で構成されており、その後半の七七の部分のこと。かるた遊びでは取り札となります。
競技かるたについて
小倉百人一首を用いて行う競技です。百人一首というと畳の上で穏やかに遊ぶ印象がありますが、競技かるたはハードなスポーツに近いです。
詠み上げた上の句に対応する下の句の札を取るという基本的なルールは普通のかるた遊びと共通していますが、取った枚数を競いはしません。
百首のなかから50首が選ばれ、選ばれた歌の取り札が自陣と敵陣にそれぞれ分配されます。競技かるたの試合はこの自陣の札を空にすることで勝利となります。 札は自陣の札を取ればそのまま減らし、敵陣の札を取れば敵陣の札をどけた上で自陣から敵陣に一枚札を送ります。これを送り札といいます。
50首を選んでいるので詠まれた札が自陣・敵陣に存在しない場合があります。これは空札といいます。取り札を間違えた場合や空札なのに取り札に触った場合はお手付きとなり、敵陣に札を送れます。
自陣の札を取る、または敵陣の札を取って自陣の札を敵陣に送る、という勝負を繰り返して自陣を先に空にしたほうが勝者となります。
近年では競技かるたを題材とした漫画の「ちはやふる」がアニメ化や実写映画化されるなど人気が高まっています。
百人一首 歌一覧
一番
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
天智天皇二番
春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
持統天皇三番
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
柿本人麻呂四番
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士のたかねに 雪は降りつつ
山部赤人五番
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
猿丸大夫六番
鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
中納言家持七番
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
阿倍仲麻呂八番
わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり
喜撰法師九番
花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに
小野小町十番
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関
蝉丸十一番
わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと 人には告げよ あまのつりぶね
参議篁十二番
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ
僧正遍昭十三番
筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
陽成院十四番
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに
河原左大臣十五番
君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ
光孝天皇十六番
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
中納言行平十七番
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣十八番
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ
藤原敏行朝臣十九番
難波潟 短かき蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや
伊勢二十番
わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ
元良親王二十一番
今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
素性法師二十二番
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ
文屋康秀二十三番
月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
大江千里二十四番
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに
菅家二十五番
名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
三条右大臣二十六番
小倉山 峰の紅葉ば 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
貞信公二十七番
みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ
中納言兼輔二十八番
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
源宗于朝臣二十九番
心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花
凡河内躬恒三十番
有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし
壬生忠岑三十一番
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
坂上是則三十二番
山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり
春道列樹三十三番
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
紀友則三十四番
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
藤原興風三十五番
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
紀貫之三十六番
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ
清原深養父三十七番
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
文屋朝康三十八番
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな
右近三十九番
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
参議等四十番
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで
平兼盛四十一番
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか
壬生忠見四十二番
契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは
清原元輔四十三番
逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり
権中納言敦忠四十四番
逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
中納言朝忠四十五番
哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
謙徳公四十六番
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな
曽禰好忠四十七番
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
恵慶法師四十八番
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな
源重之四十九番
みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ
大中臣能宣朝臣五十番
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
藤原義孝五十一番
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを
藤原実方朝臣五十二番
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな
藤原道信朝臣五十三番
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る
右大将道綱母五十四番
忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな
儀同三司母五十五番
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ
大納言公任五十六番
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな
和泉式部五十七番
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな
紫式部五十八番
有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
大弐三位五十九番
やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな
赤染衛門六十番
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立
小式部内侍六十一番
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな
伊勢大輔六十二番
夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
清少納言六十三番
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな
左京大夫道雅六十四番
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
権中納言定頼六十五番
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
相模六十六番
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
前大僧正行尊六十七番
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそをしけれ
周防内侍六十八番
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
三条院六十九番
嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり
能因法師七十番
さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮
良選法師七十一番
夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く
大納言経信七十二番
音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
祐子内親王家紀伊七十三番
高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ
前権中納言匡房七十四番
憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
源俊頼朝臣七十五番
契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり
藤原基俊七十六番
わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波
法性寺入道前関白太政大臣七十七番
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
崇徳院七十八番
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守
源兼昌七十九番
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
左京大夫顕輔八十番
長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ
待賢門院堀河八十一番
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
後徳大寺左大臣八十二番
思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり
道因法師八十三番
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
皇太后宮大夫俊成八十四番
長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
藤原清輔朝臣八十五番
夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり
俊恵法師八十六番
嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
西行法師八十七番
村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
寂蓮法師八十八番
難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
皇嘉門院別当八十九番
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
式子内親王九十番
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色はかはらず
殷富門院大輔九十一番
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣片敷き ひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣九十二番
わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし
二条院讃岐九十三番
世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ あまの小舟の 綱手かなしも
鎌倉右大臣九十四番
み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり
参議雅経九十五番
おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖
前大僧正慈円九十六番
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
入道前太政大臣九十七番
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
権中納言定家九十八番
風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける
従二位家隆九十九番
人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
後鳥羽院百番
ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
順徳院