百人一首 - 六番 -

六番

六番 / 中納言家持

六番

原文

鵲の 渡せる橋に 置く霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける

かささぎの わたせるはしに おくしもの
しろきをみれば よぞふけにける

かささぎが渡したという天上の橋のように見える宮中の階段であるが、その上に降りた真っ白い霜を見ると、夜も随分と更けたのだなあ。