八十三番 / 皇太后宮大夫俊成
原文
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
よのなかよ みちこそなけれ おもひいる
やまのおくにも しかぞなくなる
訳
世の中というものは逃れる道がないものだ。(この山奥に逃れてきたものの) この山奥でも、(辛いことがあったのか) 鹿が鳴いているではないか。
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
よのなかよ みちこそなけれ おもひいる
やまのおくにも しかぞなくなる
世の中というものは逃れる道がないものだ。(この山奥に逃れてきたものの) この山奥でも、(辛いことがあったのか) 鹿が鳴いているではないか。