七番 / 阿倍仲麻呂
原文
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
あまのはら ふりさけみれば かすがなる
みかさのやまに いでしつきかも
訳
大空を振り仰いで眺めると、美しい月が出ているが、あの月はきっと故郷である春日の三笠の山に出た月と同じ月だろう。(ああ、本当に恋しいことだなあ)
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
あまのはら ふりさけみれば かすがなる
みかさのやまに いでしつきかも
大空を振り仰いで眺めると、美しい月が出ているが、あの月はきっと故郷である春日の三笠の山に出た月と同じ月だろう。(ああ、本当に恋しいことだなあ)