六十六番 / 前大僧正行尊
原文
もろともに あはれと思へ 山桜
花よりほかに 知る人もなし
もろともに あはれとおもへ やまざくら
はなよりほかに しるひともなし
訳
私がおまえを愛しむように、おまえも私を愛しいと 思ってくれよ、山桜。 (こんな山奥では) おまえの他には私を知る人は誰もいないのだから。
もろともに あはれと思へ 山桜
花よりほかに 知る人もなし
もろともに あはれとおもへ やまざくら
はなよりほかに しるひともなし
私がおまえを愛しむように、おまえも私を愛しいと 思ってくれよ、山桜。 (こんな山奥では) おまえの他には私を知る人は誰もいないのだから。