四十八番 / 源重之
原文
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ
くだけて物を 思ふころかな
かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ
くだけてものを おもふころかな
訳
風がとても強いので、岩に打ちつける波が、自分ばかりが砕け散ってしまうように、(あなたがとてもつれないので) わたしの心は (恋に悩み) 砕け散るばかりのこの頃です。
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ
くだけて物を 思ふころかな
かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ
くだけてものを おもふころかな
風がとても強いので、岩に打ちつける波が、自分ばかりが砕け散ってしまうように、(あなたがとてもつれないので) わたしの心は (恋に悩み) 砕け散るばかりのこの頃です。