四十五番 / 謙徳公
原文
哀れとも いふべき人は 思ほえで
身のいたづらに なりぬべきかな
あはれとも いふべきひとは おもほえで
みのいたづらに なりぬべきかな
訳
(あなたに見捨てられた) わたしを哀れだと同情を向けてくれそうな人も、今はいように思えません。(このままあなたを恋しながら) 自分の身がむなしく消えていく日を、どうすることもできず、ただ待っているわたしなのです。
哀れとも いふべき人は 思ほえで
身のいたづらに なりぬべきかな
あはれとも いふべきひとは おもほえで
みのいたづらに なりぬべきかな
(あなたに見捨てられた) わたしを哀れだと同情を向けてくれそうな人も、今はいように思えません。(このままあなたを恋しながら) 自分の身がむなしく消えていく日を、どうすることもできず、ただ待っているわたしなのです。