四十二番 / 清原元輔
原文
契りきな かたみに袖を しぼりつつ
末の松山 波こさじとは
ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ
すゑのまつやま なみこさじとは
訳
かたく約束を交わしましたね。互いに涙で濡れた袖をしぼりながら、波があの末の松山を決して越すことがないように、二人の仲も決して変わることはありますまいと。
契りきな かたみに袖を しぼりつつ
末の松山 波こさじとは
ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ
すゑのまつやま なみこさじとは
かたく約束を交わしましたね。互いに涙で濡れた袖をしぼりながら、波があの末の松山を決して越すことがないように、二人の仲も決して変わることはありますまいと。