三十四番 / 藤原興風
原文
誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに
たれをかも しるひとにせむ たかさごの
まつもむかしの ともならなくに
訳
(友達は次々と亡くなってしまったが) これから誰を友とすればいいのだろう。馴染みあるこの高砂の松でさえ、昔からの友ではないのだから。
誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに
たれをかも しるひとにせむ たかさごの
まつもむかしの ともならなくに
(友達は次々と亡くなってしまったが) これから誰を友とすればいいのだろう。馴染みあるこの高砂の松でさえ、昔からの友ではないのだから。