三番 / 柿本人麻呂
原文
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの やまどりのをの しだりをの
ながながしよを ひとりかもねむ
訳
夜になると、雄と雌が離れて寝るという山鳥だが、その山鳥の長く垂れ下がった尾のように、こんなにも長い長い夜を、私もまた、(あなたと離れて)ひとり寂しく寝るのだろうか。
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの やまどりのをの しだりをの
ながながしよを ひとりかもねむ
夜になると、雄と雌が離れて寝るという山鳥だが、その山鳥の長く垂れ下がった尾のように、こんなにも長い長い夜を、私もまた、(あなたと離れて)ひとり寂しく寝るのだろうか。