二十番 / 元良親王
原文
わびぬれば 今はた同じ 難波なる
身をつくしても 逢はむとぞ思ふ
わびぬれば いまはたおなじ なにはなる
みをつくしても あはむとぞおもふ
訳
(あなたにお逢いできなくて) このように思いわびて暮らしていると、今はもう身を捨てたのと同じことです。いっそのこと、あの難波のみおつくしのように、この身を捨ててもお会いしたいと思っています。
わびぬれば 今はた同じ 難波なる
身をつくしても 逢はむとぞ思ふ
わびぬれば いまはたおなじ なにはなる
みをつくしても あはむとぞおもふ
(あなたにお逢いできなくて) このように思いわびて暮らしていると、今はもう身を捨てたのと同じことです。いっそのこと、あの難波のみおつくしのように、この身を捨ててもお会いしたいと思っています。