十九番 / 伊勢
原文
難波潟 短かき蘆の 節の間も
逢はでこの世を 過ぐしてよとや
なにはがた みじかきあしの ふしのまも
あはでこのよを すぐしてよとや
訳
難波潟の入り江に茂っている芦の、短い節と節の間のような短い時間でさえお会いしたいのに、それも叶わず、この世を過していけとおっしゃるのでしょうか。
難波潟 短かき蘆の 節の間も
逢はでこの世を 過ぐしてよとや
なにはがた みじかきあしの ふしのまも
あはでこのよを すぐしてよとや
難波潟の入り江に茂っている芦の、短い節と節の間のような短い時間でさえお会いしたいのに、それも叶わず、この世を過していけとおっしゃるのでしょうか。